事業の背景と目的

本校では、IT 教育強化事業として新たに工業分野の設置を目指しています。この事業の目的は、2030年に予測されている日本の深刻な IT 人材不足に対応するため、現在のカリキュラムを再構築し、企業が求める即戦力の IT 人材を育成することです。プログラミングやデータサイエンス、ネットワーク技術などを体系的に学べるカリキュラムを導入し、論理的思考力や問題解決能力を養成します。また、地域企業や都市圏の企業との連携を深め、実践的なスキルを身につける機会を提供することで、企業が抱える課題解決に貢献できる人材の育成を目指しています。この事業を通じて、高度なITスキルを持つ学生を輩出し、地域のデジタル化推進にも寄与します。

事業内容

1

未来を拓く新カリキュラム

最新のIT技術を取り入れた実践的なカリキュラムで、学生が現場で活かせるスキルを習得します。

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2

企業と連携した実践的学び

企業との連携プロジェクトやハッカソンを通じて、学生が実際のビジネス課題に挑戦します。

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3

教員のスキルアップで最新技術を

専門家を招いた研修や共同研究で、教員のスキルを向上させ、常に最先端の知識を提供します。

4

キャリア支援で未来をサポート

学生一人ひとりに合った進路選択をサポートし、国内外でのキャリアパスを広げます。

5

理系への情熱を育てるイベント開催

コンテストやセミナーで学生に理系分野の魅力を伝え、次世代のエンジニアを育成します。

STEM教育の重要性

未来を創る力、STEM教育
STEM(科学、技術、工学、数学)教育は、問題解決力やクリエイティブな思考を育み、学生を社会の課題解決者へと導きます。AIやプログラミングが進化する現代、STEMの知識は全ての職業で求められるスキルです。学問を深めるだけでなく、未来を切り拓く力を育むSTEM教育が、グローバル社会で通用する柔軟な思考を持つ人材を育成し、日本の発展に寄与します。新しい時代の扉を一緒に開きましょう。

STEM(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)教育は、私たちの未来を支える重要な鍵です。科学、技術、工学、数学を学ぶことで、学生は問題解決力やクリエイティブな思考を身につけ、社会や産業の様々な課題に対応できるようになります。特に、AIやプログラミングといった技術の進化が進む今、STEM分野での知識はどの職業でも求められるスキルです。STEM教育は、ただ学問を深めるだけでなく、未来を切り拓く力を育むことができる教育です。グローバル社会でも通用する柔軟な思考を持つ人材の育成が、日本の発展にも大きく貢献します。

今後の展望

本事業は、3年間にわたって実施され、各年度ごとに計画を進めていきます。初年度は基礎調査と体制の構築、2年目はカリキュラムの試行と評価、そして3年目には普及と定着を図ることを目指します。以下に、各年度の具体的な内容を示します。

令和6年度

事業実施体制の構築と基礎調査を実施。企画推進委員会を結成し、教育機関や企業との連携体制を確立。IT学習アプリの開発を進め、学生が基礎的なITスキルを自律的に学べる環境を整備。岡山県周辺でIT業界の求人需要や学生の学習意欲調査を行う。

令和6年度 成果報告書を見る

令和7年度

カリキュラムの試行と評価を実施。令和6年度に開発したアプリを基に、プロジェクト学習型プログラムの効果を検証し改良。学習成果を分析し、他の地域でも実証授業を行い普及性を検証。企業からのフィードバックを収集し、スキルの実務適用状況を評価。


令和8年度

カリキュラムと学習アプリの改良と普及を進める年。アプリを全国の教育機関に展開し、学生が自律的に学べる環境をさらに整備。教員へのトレーニングを強化し、企業連携による実践的な教育を強化。


地域ごとの展開計画
(福岡、鹿児島、山形)

本事業は、岡山県を中心に、福岡県、鹿児島県、山形県の専修学校や高校を対象としてIT分野に関する意識調査を行い、その結果を基に学生のIT分野への就労を促進する施策を実施します。さらに、IT企業や一般企業と連携し、学生が必要とされるスキルを習得できるようカリキュラムを再設計し、就労に向けた支援を行います。初年度は岡山県での活動を開始し、次年度以降は福岡県、鹿児島県、山形県にも同様の取り組みを展開し、地域を超えた連携を図ります。